3Dアクアテラリウム

立体写真による探訪記と恐竜ジオラマのアクアテラリウムと駄文のブログ

 

聖地と遺産としての故郷

Edit Category ウォーキング
尾道水道

シルバーウィークを利用して、嫁さんと二人で尾道の実家に帰郷した。お盆に親父の墓参りに行けなかったこと、更には肝臓の検査のために入院することを母親に報告することも兼ねて一泊二日だけの滞在とした。大阪から新幹線を利用して福山駅で在来線に乗り換え、尾道に向かった。故郷の尾道は、緑豊かな独特の多島美を有する瀬戸内海地域にある風光明媚で情緒豊かな街として、“坂のまち”“猫のまち”“文学のまち”など、様々な形容があり、しまなみ海道の本州側起点としても知られる。

しまなみ海道サイクリングコース/スタンプカード/開通記念切手/しまなみ海道の橋
しまなみ海道サイクリングコース しまなみ海道スタンプカード しまなみ海道開通記念切手
尾道大橋・新尾道大橋(尾道⇔向島)因島大橋(向島⇔因島)生口大橋(因島⇔生口島)多々羅大橋(生口島⇔大三島)大三島橋(大三島⇔伯方島)伯方・大島大橋(伯方島⇔大島)来島海峡大橋(大島⇔今治)
しまなみ海道の橋

瀬戸内しまなみ海道は、神戸・鳴門ルート(神戸淡路鳴門自動車道)、児島・坂出ルート(瀬戸中央自動車道・JR本四備讃線)に次ぐ、本州と四国を結ぶ3番目の尾道・今治ルート(西瀬戸自動車道)であり、日本で初めて海峡を横断できる自転車道である。神戸・1979年に本四架橋で最初に開通した大三島橋から、1999年に開通した世界初の3連吊り橋でもある来島海峡大橋など、バラエティに富む本四架橋の島々を巡ることができる全長約70Kmのルートでもある。世界一と絶賛されたサイクリングコースがあるしまなみ海道のサイクリングを満喫できるよう、尾道市は、重点的に取り組むべき観光振興施策と位置づけて取り組んでいる。

サイクリングで盛り上がるしまなみ海道とブルーラインによる自転車推奨ルートの明治と距離の表示
cycling shimanami ehime hirpshima japan imageしまなみ海道 自転車道線 ブルーライン

尾道市から今治市の間にある「しまなみ海道」沿線の自治体ではレンタサイクルを運営しており、15ヶ所のレンタサイクルターミナルであれば乗捨ても自由で、今治市内の一部のホテル・旅館等にも乗り捨て可能である。2010年よりしまなみ海道サイクリングロード推奨ルート上の管理道路の白線に沿って、しまなみ海道を象徴する色のブルーラインで、車道の路側に自転車推奨ルートを明示し、現在地から今治・尾道までの距離を1kmおきに表示している。車道を走行する自転車利用者に対し,左側走行の原則に対する注意を喚起することと併せ、自動車運転者に対して,自転車への注意を喚起することを目的としている。

(交差法)
尾道車窓風景①(交差法)
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尾道車窓風景①(平行法)

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尾道駅前15.09.21(交差法)
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尾道駅前15.09.21(平行法)

尾道水道に隣接する海辺の倉庫、貨物船が停泊するデッキ、朝に夕に表情をかえる島々の景色など、ここでしか味わえないロケーションの中に“サイクリストの聖地”として、或いは、尾道駅や尾道港も近いアクセス環境を有した、観光、ビジネス、リゾートステイのリラックス空間として、アットホームなサービスで迎える海岸沿いの古い倉庫を利用した複合施設「ONOMICHI U2」と、全国初、自転車に乗ったままチェックインできる「HOTEL CYCLE」が、2014年3月にオープンした。尾道市福山市鞆の浦地域の振興や雇用創出を目指す地元企業「ディスカバーリンクせとうち」(DLS)による事業展開の一環として運営される。

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みなとオアシス尾道②(交差法)
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みなとオアシス尾道②(平行法)

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みなとオアシス尾道①(交差法)
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みなとオアシス尾道①(平行法)

みなとオアシス尾道全景
みなとオアシス尾道

JR尾道駅から徒歩2分の場所にある「グリーンヒルホテル尾道」と一体化した1階の尾道港や「ハーバーカフェ」のオープンデッキから続く尾道水道に面する空間は、その立地環境から市民にとっては「まちの顔」であり、来訪者(一般観光客など)にとっては「玄関口」となる重要な区域と考えられ、「みなとオアシス尾道」として再開発された。西御所の倉庫を拠点施設として、市民と来訪者が憩い交流のできるまちづくりに取組んでおり、「サイクリングポート」として賑わいを創出することを目指し、海岸線には歩行者と自転車の通路が設けられた。

u2_logo.png
onomichi U2②onomichi U2③onomichi U2⑥onomichi U2④
onomichi U2①
onomichi U2⑤onomichi U2⑧onomichi U2⑨onomichi U2⑦

その通路を歩いて3~4分直進すると「ONOMICHI U2」が見えてくる。外観は、倉庫そのままの状態を維持しており、外壁には「県営2号」の文字があるが、実は「U2」の名称は、元の倉庫の名称「県営上屋(うわや)2号」に因んでいる。1943年(昭和18年)竣工の歴史のある倉庫の真横まで嘗ては貨物線が通っていたとのこと。JR尾道駅から西へ徒歩5分という絶好のロケーションは、観光客で賑わう駅東側とは異なる装いだが、尾道港の桟橋や停泊中の船舶を眺める景観の新しいスポットとして多くの人が訪れていた。

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onomichi U2①(交差法)
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onomichi U2①(平行法)

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onomichi U2②(交差法)
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onomichi U2②(平行法)

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onomichi U2③(交差法)
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onomichi U2③(平行法)

「ONOMICHI U2」内には、朝食、ランチ、カフェタイム、ディナーのある「THE RESTAURANT」カウンターバーの「KOG BAR」、瀬戸内の恵みを活かした暮らし豊かな衣・食・住が揃うオシャレな雑貨屋「U2 shima SHOP」、外から自転車に乗ったまま利用できるサイクルスルーのある「Yard Cafe」、世界最大のロードバイクメーカー「GIANT(ジャイアントストア)」では、購入だけでなくレンタルすることもできる。天然酵母の焼きたてパンを販売する「Butti Bakery(ぶちベーカリー)」は、既に僅かの数のパンしか残ってなく、バタールのみを購入した。

サイクリストの聖地 しまなみ海道を走った台湾のジャイアント社の劉金標会長とその一行
サイクリストの聖地 尾道 しまなみ海道を走ったジャイアントの劉会長とその一行

「HOTEL CYCLE」では、自転車は全室持ち込み可能。部屋はスタンダードツインとデラックスツインの2種類で、リラックスした時間を過ごせるよう自然素材を内装に用いた客室には、地元の伝統産業を素材として活用した家具やアメニティを施している。サイクルハンガーを設置(一部客室を除く)し、パブリックスペースには、自転車のメンテナンスができるリペアスペース(工具レンタルあり)や、自宅から発送された自転車の受取・保管、自宅への自転車発送サービスも充実している。サイクリスト向けのホテルだが、自転車を持ち込まなくても泊まることができる。

尾道渡船マップ
尾道渡船map

海上で交差する駅前渡船と福本渡船
尾道の渡船

しまなみ海道は尾道が本州側の起点なのだが、尾道大橋は1968年開通の古い橋故、歩道が極端に狭いため自転車走行路の確保は難しく、新尾道大橋は自動車専用道路なので、一般的には、尾道駅前から出航するフェリー(通称:駅前渡船)をサイクリングコースのスタート地点に設定している。東西に続く尾道市街地は、主要道路の国道2号線は、道幅が狭くて歩道や自転車路線を確保できず、自転車走行としては危険であることも理由のようである。

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駅前渡船①(交差法)
(平行法)
駅前渡船①(平行法)

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尾道水道15.09.21①(交差法)
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尾道水道15.09.21①(平行法)

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尾道水道15.09.21②(交差法)
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尾道水道15.09.21②(平行法)

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尾道水道15.09.21③(交差法)
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尾道水道15.09.21③(平行法)

そろそろ向島にある実家に向かうため、駅前渡船から乗船したが、嘗て経験したことがない数の自転車利用者に囲まれた。小さなフェリーなので利用者の会話も聞こえてくるが、海外からの訪問者も多いようである。少しずつ変化する故郷の風景に少し戸惑いも感じられた。向島に渡って実家まで歩いて10分程度だが、途中、スーパーマーケットに立ち寄って、お墓に供える花とカップの日本酒を買って帰った。

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重楽寺①(交差法)
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重楽寺①(平行法)

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お墓(交差法)
(平行法)
お墓(平行法)

実家では、母と嫁さんと三人で久しぶりに昔話や近況を語り合った。三人で顔を合わせるのも母の喜寿のお祝い「千光寺山荘」に一泊したとき以来になる。翌朝早くに家から歩いて10分程度の距離にある重楽寺に嫁さんと二人で親父のお墓参りに出掛けた。母は足が悪くて、丘の上まで歩くことが出来ず、殆どお墓に参ることができないので、私が帰郷した際や父の兄である伯父、昨年一緒に野球観戦した広島の叔父(母の妹の旦那)らが、入れ替わりながらお墓に参っている。

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重楽寺②(交差法)
(平行法)
重楽寺②(平行法)

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重楽寺③(交差法)
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重楽寺③(平行法)

まだ建立して間もない墓でもあり、参って戴いた各々の方が掃除や草むしりしているのか、奇麗な状態を保っている。小高い丘の上から尾道水道を臨む景色も心地良いのだが、近くの竹藪にカラスが集まることがいつも気に掛かる。“お酒を供えてもカラスが突いて飲んだりしないだろうか?”と思うや否や“しまった”と声が出た。昨日買ったカップの日本酒を持参するのを忘れていることに気が付き、“親父、すまん”と心の中で詫びた。

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向島からの尾道水道①(交差法)
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向島からの尾道水道①(平行法)

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向島からの尾道水道②(交差法)
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向島からの尾道水道②(平行法)

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向島からの尾道水道③(交差法)
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向島からの尾道水道③(平行法)

重楽寺からの帰り道は、普段あまり通らないコースを選んだ。比較的、朝の早い時刻ではあったが、サイクリングコースのスタート地点に近い地域だけに頻繁に自転車が走行している。子供の頃から見慣れた景色だが、カラフルでスタイリッシュな自転車が次々に疾走する光景は、この地域において初めて見るような気がした。更に北側方向に歩けば、大小多くの造船所が所在する地域に到達する。まるで大きな川幅のような尾道水道は列記とした海であり、その海の対岸には尾道市街地や桟橋、昨日訪れた「ONOMICHI U2」も見えてくる。

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向島からの尾道水道④(交差法)
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向島からの尾道水道④(平行法)

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向島からの尾道水道⑤(交差法)
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向島からの尾道水道⑤(平行法)

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向島からの尾道水道⑥(交差法)
(平行法)
向島からの尾道水道⑥(平行法)

向島側は昔からの風景のままで、のんびりと釣りを楽しむ人がいる。釣りをしない私は、子供の頃、あまりこの近辺で遊んだ記憶はないのだが、転校して間もない頃に小学校の写生大会でこの地域を訪れ、尾道水道に浮かぶ船舶や造船所のクレーンなどを描いた絵が町美展に選ばれた記憶が甦った。静かな場所から眺める尾道の景色は、遠近感や色彩的に文字通り“絵になる”ものである。

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駅前渡船②(交差法)
(平行法)
駅前渡船②(平行法)

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駅前渡船③(交差法)
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駅前渡船③(平行法)

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東御所緑地(交差法)
(平行法)
東御所緑地(平行法)

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尾道からの向島(交差法)
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尾道からの向島(平行法)

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おのみち海の駅①(交差法)
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おのみち海の駅①(平行法)

お墓参り~散策して心地の良い空腹感が漂い始め、実家に戻って昼食にした。午後からは、尾道市街地をすこし散策してから帰阪する予定にしていたので、昼食後、暫くして実家を出発した。昨日来たコースと同じ、駅前渡船で尾道に渡り、東御所緑地を通過して海岸沿いの住吉神社の近辺に出た。尾道商工会議所ビル1Fを海に抜けると、尾道市港湾施設としての中央桟橋があり、「おのみち海の駅」として、一般の小型船舶専用のビジター桟橋が連結している。尾道商工会議所が運営する「おのみち海の駅」は、グルメや観光、宿泊施設へのアクセスが最良で、気軽に寄港できるマリーナとして人気を博している。

おのみち 海の駅 海の駅

おのみち海の駅 イルミネーション(左)/尾道住吉神社(右)
おのみち海の駅 イルミネーション 尾道住吉神社

マリーナと対照的な景観の「尾道住吉神社」は、1740年(元文5年)尾道の町奉行に着任した平山角左衛門が、翌年の1741年(寛保元年)に住吉浜を築造し尾道発展の基礎を築き、浄土寺境内にあった住吉神社を住吉浜に移して港の守護神としたものである。毎年7月末~8月上旬には、平山奉行の功績を称えた「おのみち住吉花火まつり」が行われ、地元の人々には「すみよっさん(住吉さん)」の名で親しまれ、1万3,000発の花火が打ち上げられる。神社の境内には、見事な灯籠や、力自慢の沖仲士たちが抱え上げ力競べをした力石が残っている。神社の横には再築された雁木があり、港町尾道の住時を偲ばせている。

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おのみち海の駅②(交差法)
(平行法)
おのみち海の駅②(平行法)

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おのみち海の駅③(交差法)
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おのみち海の駅③(平行法)

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おのみち海の駅④(交差法)
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おのみち海の駅④(平行法)

嘗ての岸本渡船の桟橋跡近くには、ウッドデッキが設けられ、尾道水道の眺望を楽しめるようにしている。「おのみち海の駅」のマリーナに停泊したヨットの上で、フルートの演奏を囲んだ人々も居て、シルバーウィークだけに街中は観光客で賑わっている。昔からレジャー施設の乏しい街だが、尾道を選んで訪れる人にとってそれは重要ではない。買い物したり、特産品を堪能したり、海が見える場所でまどろんだり、私のように散策しながら風景撮影にいそしんだりなど、自由気ままに街を楽しむことが尾道の街に適している。

(交差法)
朱華園(交差法)
(平行法)
朱華園(平行法)

住吉神社から北の方向に進めば、尾道で最も有名なラーメン店「朱華園」に並ぶ行列が見えてくる。“ラーメン店”と云いながら、店では昔から“中華そば”と称する。「朱華園」の創始者である台湾出身の朱阿俊(壇上正儀)氏は、1947年(昭和22年)に屋台からスタートし、1967年(昭和42年)に店舗を構えた。朱華園は、尾道では“しゅうさん”の愛称で親しまれて尾道市内で評判になり、今では全国に知られるようになった。開店間もない時間から観光客を中心に行列ができ、地元の人が気軽に食べられなくなったことが悩ましい。

「朱華園」の暖簾
朱華園 暖簾

「朱華園」の中華そば
朱華園の中華そば

コシのある平打ちで滑らかな自家製の麺、鳥殻ベースのキレのある醤油味のスープに背油の粒の甘さが乗る。朱華園の近くを通りかかるだけでスープの香りが漂う。大きくて薄くスライスされた“煮豚”のチャーシューも背脂と相性が良い。因みに朱華園の中華そばには、尾道ラーメンのイメージとされる小魚の出汁は一切使用されていない。ラーメンは個人の好みが千差万別なのだが、子供の頃から慣れ親しんだ私にとっては“ラーメン=朱華園”であり、全国の他のラーメンの美味しさに唸ることはあるが、朱華園を凌駕する味を感じたことはない。

阿藻珍味 尾道ラーメン
阿藻珍味 尾道ラーメン

日清 行列のできる店のラーメン 尾道
日清 行列のできる店のラーメン 尾道

朱華園に影響された尾道には、独特な醤油ラーメン文化が拡がり、近隣地域の福山でも尾道に近い形態の醤油ラーメンが栄えた。広島県に於ける尾道のラーメンと広島のラーメンが、醤油ラーメン文化圏と豚骨ラーメン文化圏の境界線となる。福山市鞆の浦にある酒肴本舗「阿藻珍味」が、家庭用小売ラーメン商品を「尾道ラーメン」と銘打って販売展開したことで、“尾道ラーメン”と定義付け(背脂ミンチ+平打ち麺+瀬戸内海の小魚)されるようになった。他にも“尾道ラーメン”と称する商品は数多くあるが、お土産用としての開発の元祖となる阿藻珍味の再現レベルは突出している。他では、平麺ではないが「日清 行列のできる店のラーメン 尾道」の再現レベルも秀逸で、日清の実力にあらためて感服する。

はせべ製麺所
はせべ製麺所

朱華園が、尾道ラーメンの味を創出してきたことは歴史的な事実であり、尾道は独自なラーメン文化が展開してきた地域でもある。尾道市内の製麺所「はせべ」の創業者、故 長谷部貴氏は製麺業に留まらず、自らの供給先となるラーメン店の開業サポートを行なった。取引先拡大の戦略ではありながら、独立希望者がラーメン店を開業する際に、スープ、焼豚、メンマの作り方や経営に関するアドバイスを行い、サポートに対する指導料やロイヤリティーは一切要請しない地道な事業展開により、尾道ラーメンは中国地方で最も有名なご当地ラーメンに成長した。発祥店と製麺店の長年の努力は、観光資源として実を結び、郷土のシンボルとなった。

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国道2号 千光寺公園 ロープウェイのりば入口(交差法)
(平行法)
国道2号 千光寺公園 ロープウェイのりば入口(平行法)

(交差法)
尾道ええもんや(交差法)
(平行法)
尾道ええもんや(平行法)

「朱華園」をまっすぐ北に向かえば、国道2号線を挟んで千光寺ロープウェイ乗り場が見えてくる。道路を横断する手前側には、尾道の土産物店「尾道ええもんや」の市内3店目店舗である「ロープウェイ前 ええもんや」という御土産店の前で信号待ちになった。この店には、尾道界隈のお土産が一通り揃い、お休み処、お食事処でもある。“はっさくジュース”に興味を抱き、休憩を兼ねて飲むことにした。少し苦味のある八朔果汁の味がすっきりして美味しい。

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天寧寺坂への路地(交差法)
(平行法)
天寧寺坂への路地(平行法)

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天寧寺坂①(交差法)
(平行法)
天寧寺坂①(平行法)

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天寧寺坂②(交差法)
(平行法)
天寧寺坂②(平行法)

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天寧寺三重塔と千光寺(交差法)
(平行法)
天寧寺三重塔と千光寺(平行法)

暫しの休憩後は、ロープウェイに乗ろうとする行列の脇を抜け、1367年(貞治6年))二代将軍足利義詮が建立し、普明国師を開山とした仏閣「天寧寺」に向かうため、天寧寺坂を進んだ。急な勾配の参道を上がった場所にある天寧寺の三重塔の傍には、私の祖父の墓がある。子供の頃から家族でお墓参りに何度も来ているが、祖父が他界したとき父は小学生だったので、孫の私は一度も会ったことがない。子供の頃、天寧寺から尾道市街を眺めると、国道や鉄道、或いは造船所や船舶の音が遠くに響き、近景の静けさとの対比に趣が感じられ、天寧寺への墓参りは、比較的好きな行事だった。

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天寧寺三重塔と尾道大橋(交差法)
(平行法)
天寧寺三重塔と尾道大橋(平行法)

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天寧寺三重塔とロープウェイのりば(交差法)
(平行法)
天寧寺三重塔とロープウェイのりば(平行法)

天寧寺全景
天寧寺全景

天寧寺からの眺めは、尾道の象徴的なアングルで、三重塔の向こう側には、尾道大橋・新尾道大橋が並行する双子橋や母校の尾道東高校も見える。天寧寺三重塔婆は海雲塔とも称する国重要文化財で、1388年(嘉慶2年)創建当時は五重塔だったが、江戸時代、1692年(元禄5年)羅災による修復のため、壊れた四層五層を撤去して三重塔として改修された。三層の一辺は、5.27mとかなり大きく、五重塔の時は総高が35m前後と推測され、小高い位置から尾道を見下ろす威容は、五重塔として現存したなら国宝であった筈だと地元の人は残念がる。建築種別では「木造雑塔」に分類され、五重塔を三重塔に造り変えた唯一の塔は、他の三重塔とは違う独特の重厚感が感じられる。

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尾道ベッチャー祭り御旅所 鬼神面(交差法)
(平行法)
尾道ベッチャー祭り御旅所 鬼神面(平行法)

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尾道ベッチャー祭り御旅所 新神輿(交差法)
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尾道ベッチャー祭り御旅所 新神輿(平行法)

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林芙美子像(交差法)
(平行法)
林芙美子像(平行法)

尾道市は、平成27年度から文化庁が創設した「日本遺産(Japan Heritage)」「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として、全国18件の中で14番目に認定された。日本遺産は、日本国政府が提唱した文化財を群体(点から面への展開)として捉え、従来の保護一辺倒から積極的に活用 することに目的を転換した新しい施策。東京オリンピック開催の2020年までに100件程度の認定を予定しているが、外国人観光客に紹介する機会は増えるが、受入れ側の対応を整備することが急務となる。

(交差法)
千光寺参道①(交差法)
(平行法)
千光寺参道①(平行法)

(交差法)
千光寺参道②(交差法)
(平行法)
千光寺参道②(平行法)

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尾道車窓風景②(交差法)
(平行法)
尾道車窓風景②(平行法)

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尾道車窓風景③(交差法)
(平行法)
尾道車窓風景③(平行法)

不思議なことに昔から尾道は、駅より西側には観光やグルメのスポットが皆無であったが、サイクリストをターゲットにした「ONOMICHI U2」は、尾道駅から僅かながら西側に位置し、その意味でもチャレンジである。対する駅東側に位置する「おのみち海の駅」は、クルーザーやヨットをターゲットにしており、自転車や船舶によって橋を含めた瀬戸内海の景観を堪能して貰い、しまなみ海道の本州側起点として素通り扱いされない観光地戦略に繋がる。尾道市は当面“サイクリストの聖地”と“日本遺産”というキーワードを軸に展開することになるのだろうが、新しくてオシャレで機能的であり、古くて趣があり伝統的である、という調和のセンスが肝要になる。

天寧寺三重塔婆とおのみち住吉花火まつり
尾道夜景
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Comments
ブログ拝見しました 
ブログ拝見しました

HOTEL SYCLEには驚きました、MY愛車”ママチャリ号”で泊まったら目立つでしょうね~

尾道、お墓ーーー名作東京物語(モノクロ)を思い出しました
いい所ですね

町全体が”巨大ジオラマ??”の様な良い町ですね

日清”尾道ラーメン”、見つけたら必ず食べます!!
 
Re: ブログ拝見しました 
KIM_uraさん、毎度です。

自転車におけるテゴリーって難しいですよね。

電動アシスト自転車も結構、慣れが必要ですし、
ロードバイクのヘルメットやウェアなどによる
”本格的にやってます感”は、打ち破れない
壁でした。

しかし、最近思うのは、格好から入門するって
決して悪いことではなく、堂々と外観で主張し、
後からモチベーションを高めて行く方法が、
現代風なのかも知れません。

思えば、3Dカメラ、アクアテラリウム、そして
このブログもまさしく当てはまると思います。

何事も”キッカケ”なのかも知れませんよね!!

正直、尾道がこのような方向性を推進していく
とは、想像すらしておりませんでした。

誰もが想像できない発想こそが、個性なのかも
知れません。
 


 
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Author:MOTO
広島県出身、東京⇔大阪間の転勤を繰り返し、現在大阪在住。広島カープ・球場模型・艦船模型が好きなオッサンだが、アクアテラリウムの名人に出会ってから魅力にはまった。以前から興味のあった3Dカメラを購入し、立体的に(あくまで私的に)アクアテラリウムへのチャレンジを記録に残していくのであった。


 
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