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3Dアクアテラリウム

立体写真による探訪記と恐竜ジオラマのアクアテラリウムと駄文のブログ

 

アクアテラリウムの日々

Edit Category アクアテラリウム
今年の夏季休暇は5連休となった。東京で一人暮らしの息子も就職活動の大詰め段階での暫しの憩いとして帰阪した。8月に入り、連日テレビで猛暑による熱中症への予防と対策が呼びかけられている中、夏季休暇を利用してどこかに出掛ける意欲も計画もない。出来れば、前回の記事の通り、蘇ったアクアテラリウム魂が更に高まっているので、夏季休暇中は家の中で涼みながら、徹底的に水槽のメンテナンスに没頭したい気もあった。

(交差法)
アクアテラリウム15.08.26(交差法)
(平行法)
アクアテラリウム15.08.26(平行法)

唯一、休暇の初日家族三人で嫁さんのお義父さんのお墓参りに「服部霊園」へ出掛けた。先祖代々のお墓の敷地内に著しく繁茂した雑草を三人で汗だくになりながら、日中の暑さの中で約一時間掛けて抜き取った。家に辿り着いて鏡を見るとノースリーブのシャツの形にくっきりと日焼けの跡が残っていた。夜には三人とも疲労困憊の状態に陥り、休暇初日から完全に翌日以降のお出掛け意欲を完全に喪失してしまうことになるのである。

阪急 曽根駅
(交差法)
阪急 曽根駅(交差法)
(平行法)
阪急 曽根駅(平行法)

服部霊園
(交差法)
服部霊園(交差法)
(平行法)
服部霊園(平行法)

原田神社
(交差法)
原田神社(交差法)
(平行法)
原田神社(平行法)

そうなると、翌日から潜在意識の中にあったアクアテラリウムのメンテナンスに注力してしまうことはごく自然な流れである。疲労困憊になりながら翌朝にいつもの時間に目覚めてしまうのは、暑さのためか、年齢によるものなのか、早朝から水槽を弄る物音で目覚めた嫁さんも呆れていた。アクアテラリウムのメンテナンスのターゲットは、以前からある程度絞り込んでおり、夏季休暇に突入する前から少しずつ実施していた。

「苔なっこ」外観(左)/店内(右)
苔なっこ 外観 苔なっこ 店内

前回記事に掲載した食虫植物のハエトリソウモウセンゴケは瞬く間に枯れてしまい、途方に暮れていたのだが、長い間課題であった“陸地の苔の維持”に関する大きなヒントに巡り会えたのである。大阪市内 本町にある苔オブジェ専門店「苔なっこ」を訪れ、その見事な作品群を実際に見て驚愕した。オブジェの殆どは前景用の水草の一種であるウィローモスを水上用に活着させ、長い時間を掛けて新しい葉を成長させたものであった。

ウィローモス 水上葉
ウィローモス 水上葉

ウィローモスは水中で果てしなく成長し続ける丈夫な苔である。以前、前景用に入れたウィローモスが水中を覆うように増殖して、思わず撤去した苦い経験があるが、伸びたウィローモスを少しずつトリミングし、切り取った部分を少しずつ陸地に活着させれば、ジオラマにおける芝生のような苔を繁茂させることも可能になってくる筈だ。初めて訪れた「苔なっこ」では、いろいろな質問にも懇切丁寧に答えて戴き、早速ウィローモスも購入した。今後もこの店の作品には注目していこう。

「AWAJIYA(アワジヤ)」店内
AWAJIYA(アワジヤ)

私のアクアテラリウムの陸地を覆うには「苔なっこ」で購入したウィローモスの量では、足らなかったので、大阪市内 九条にある熱帯魚専門店「AWAJIYA(アワジヤ)」を訪ねた。出来れば、水中用にも流木に活着したウィローモスも購入しておきたい。訪れる前にWEBで見て判ったのだが、この店は昭和45年から続く大型専門店で、アクアテラリウム専門通販企画「PLANTSTON」も運営しており、公式サイトでは、極めて秀逸なアクアテラリウム作品にお目にかかることができる。ワクワクしつつも少し緊張して店に入った。

「PLANTSTON」のアクアテラリウム
PLANTSTONのアクアテラリウム

アクアテラリウム用のウィローモスの話をすると早速二階に案内され、流木に活着したウィローモスは現在一つしかなく、南米ウィローモスなので少し値が張ることと併せ、活着状態もベストでないので販売することはお勧めできないとの説明があった。結果的に南米ウィローモスを含めたウィローモスの葉だけを購入した。以前から思っていたことだが、総じて熱帯魚を扱うショップ店員は、客の水槽の状態やアクアリウムキャリアを想像しながら、一緒に商品を選んでいくスタンスで、売りっ放しではない店が多いと感じられる。

「アクアスペースぶくぶく」店内(上)/グロッソスティグマ 侘び草(下左)/レッドチェリーシュリンプ(下左)
アクアスペースぶくぶく(イオンペット内)
グロッソスティグマ 侘び草レッドチェリーシュリンプ

ウィローモスが活着した流木は、京セラドームに隣接されたイオンモール内にある「アクアスペースぶくぶく(イオンペット内)」に水槽空間に丁度良い大きさのものが販売されていたので、レッドチェリーシュリンプ5匹とグロッソスティグマの「詫び草」と併せて購入した。レッドチェリーシュリンプは、水草の中で映えて水槽の中が華やかになると考えた。グロッソスティグマはCO2添加装置が不可欠と思っていたが、店員の話では光合成に必要な光量があれば大丈夫とのことだったので、チャレンジしてみることにした。

「アテラリサーチ」外観(左)/店内(右)
アテラリサーチ 外観 アテラリサーチ 店内

水槽の中を清掃することをキッカケに、アクアテラリウム魂のスイッチが押されたため、留まることがない。以前、「アテラリサーチ」村岡店長から戴いたアラハシラガゴケは既に色褪せているが、恐らく芯の部分は枯れていない筈なので、直接その上にウィローモスの葉を薄く張り巡らせた。「苔なっこ」の方からも土に活着させるより、苔の上からの方がうまく活着するかも知れないとアドバイスを戴いた。1日の中で何度も霧吹きしたり、ラップで覆って保湿したりなど、いろいろ試してみた。

(交差法)
アクアテラリウム15.08.15(交差法)
(平行法)
アクアテラリウム15.08.15(平行法)

陸地中央の小川の近辺は常に水に触れているため、以前からウィローモスの水上葉が展開しており、この部分だけは自然で鮮やかな色の苔を継続できている。ここから少しずつその範囲を拡げていきたいのだが、結構時間を要するとも云われている。一旦、水上葉が繁茂すれば軽い霧吹きだけで状態を維持することができ、何より水中葉よりも明るい黄緑色の葉が落ち着いた色合いと複雑な茂みを形成する。

テトラ(Tetra) リフトアップライト LL-60 24W 60cm
テトラ(Tetra) リフトアップライト LL-60 テトラ(Tetra) リフトアップライト LL-60 24W 60cm②

更には、陸地のウィローモスの光合成を促し、水中のグロッソスティグマへの光量を意識して、照明器具を追加することにした。現在の照明器具「テトラ(Tetra) リフトアップライト LL-60 24W 60cm」は、一度だけ蛍光灯を交換したが、アクアテラリウムでは結構な高さに位置し、蛍光灯が中央に集中しているので両端は少々暗くなり、水槽の底面への光量が不足しているかも知れない。結果的に追加する照明は陸地用と水中用をターゲットに効率的にセッティングすることにした。

テトラ(Tetra)LED スマートライト LED-SL 6.4W
テトラ(Tetra)LED スマートライト LED-SL 6.4W① テトラ(Tetra)LED スマートライト LED-SL 6.4W②


オーム電機 LEDクリップライト 4.5W 昼白色 LTL-C6N-S
オーム電機 LEDクリップライト 4.5W 昼白色 LTL-C6N-S①オーム電機 LEDクリップライト 4.5W 昼白色 LTL-C6N-S②


選んだ「テトラ(Tetra)LED スマートライト LED-SL 6.4W」は、フレキシブルアームのスタイリッシュなLEDライトで、ブルー&ホワイト同時点灯の「昼モード」(白10灯+青5灯)とブルーのみの「月夜モード」(青5灯)が選べ、本来は水槽の淵に取り付ける仕様のものだが、ジオラマのフィギュアに近い位置では目障りなので、結局、高い位置にセットした。コンパクトな「オーム電機 LEDクリップライト 4.5W 昼白色 LTL-C6N-S」は、水中のグロッソスティグマをターゲットして水中を照射できる。

(交差法)
アクアテラリウム15.08.26②(交差法)
(平行法)
アクアテラリウム15.08.26②(平行法)

追加セッティングした照明器具は同系色のモノを揃えたので、左右非対称の設置ながら違和感がなく統一感がある。ジオラマの景観の目障りにもならず、24Wだけだった照明に6.4W+4.5Wの照明が加わりながらも、決して眩しすぎない明るさを確保することができた。すべての照明がタイマーで同時に点灯~消灯することもスムーズで心地良い。最初はフレキシブルアームのLEDライトの位置がなかなかしっくりせず、無駄な買い物となった懸念を抱いたが、結果的に満足できる追加設定となった。

「ジュラシックワールド(Jurassic World)」
Jurassic World T-Rex

思えばこの二ヶ月間は久しぶりにアクアテラリウムに熱中できた。「ジュラシックワールド」も公開され、恐竜ジオラマへの想いも盛り上がったのかも知れない。反面、ホームセンターやペットショップを集中的に毎週のように巡り、結構お金も費やした。このあたりで少し購入は控え、じっくりとアクアテラリウムの手入れに注力し、陸地の苔や水草の景観、エンドラーズミナミヌマエビレッドチェリーシュリンプの安定的な繁殖を目指していきたい。幸いにも先月購入したミナミヌマエビが抱卵していることを確認した。

(交差法)
アクアテラリウム15.08.26③(交差法)
(平行法)
アクアテラリウム15.08.26③(平行法)

陸地のウィローモスは水上葉が展開するには、まだまだ時間を要するが、安定すれば苔盆栽のような陸地表面が、ジオラマの上では、自然芝のように映えてくることを期待できる。水中のウィローモスが伸びれば、トリミングしながら陸地に活着させ、更に充実させる循環を確立したい。大袈裟に言えば、空気、光、水、石、土、植物、生体などを巡る自然界の循環が凝縮され、地球の一部を切り取ったような水槽を堪能することこそがアクアテラリウムの最大の魅力であり、そのことを再認識できる水槽に仕上げていければ幸いである。

(交差法)
アクアテラリウム15.08.26①(交差法)
(平行法)
アクアテラリウム15.08.26①(平行法)

【追記】
先日、東京~新潟への出張があり、行き帰りの新幹線で字幕ニュースを読みながら、中一死体遺棄事件の行方が気に掛かっていた。19時50分頃に帰宅したが、20時22分、私の自宅の最寄駅付近の路上で、信号待ちで停車した容疑者の車の前後を大阪府警の捜査車両が挟み込むように停め、死体遺棄容疑で逮捕状を取ったことを本人に告げ、大声で怒鳴る捜査員5、6人が容疑者を路上に俯せに押さえ込み身柄を確保したとのこと。

中一遺棄容疑者逮捕までの動き
山田容疑者の動き 山田浩二容疑者が取り押さえられた現場


時間軸を辿れば、息子が帰阪した頃に起こった事件の行方を見守った結果、家のすぐ傍で容疑者が逮捕され、奇しくも30分前にその場所を通過していたことを知った時は驚愕した。事件には謎が多く、得体の知れない事柄も捜査によって徐々に明らかになってくるのだろうが、極めて近い場所での事件との交差によって、目的の解らない怪奇性があらためて身近に感じられ、背筋が凍るような感覚を抱いた。

中一遺棄容疑者逮捕現場
大阪市城東区の路上

翌週には、大学生活を再開するために息子は東京に戻ったが、多感な中学性の頃の息子をあらためて想い出しながら、通勤路の途中にある逮捕現場を通過するたびに複雑な想いが湧いてくる。夏季休暇中にはお墓参り以外には家族で殆ど出掛けることがなく、家族サービスにも至らなかったのだが、いつもの年と違う家族への想いが刻まれた夏となった。

広告の張り付いたブログ
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ブログ更新が滞り、一ヶ月を超過した日から画面上に広告が掲載されるようになった。ペナルティーのような機能は些かプレッシャーを感じるものだが、“マイペース”を保ちながら今後も継続していきたいと思う。少し涼しい季節になれば、また嫁さんと仲良くいろんな場所を訪れ、数多くの立体写真を掲載していこう。
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Comments
ブログ拝見しました 
ブログ拝見しました

燃えてますね~
レッドチェリーシュレンブ可愛いですね・・・おいしそう

ハエトリソウ、モウセンゴケのご冥福を祈ります
 
Re: ブログ拝見しました 
kim_uraさん、毎度です。

やっぱり食虫植物はうまくいきませんでした。
想像したよりも高価なものではなかったので、
もう少し勉強して、いつか再チャレンジして
みたいと思います。

レッドチェリーはエビらしい赤色が綺麗です。
見つけ易いこともお気に入りですね。

それにしても......、期間集中的な熱中性格は
なかなか変わりようがありません。
 
 
お久しぶりです
私も病気で2ヶ月程、ブログを休んでた時期があったけど、元気で良かった♪
ジェラシックワールド観ました
面白かったです。
 
Re: タイトルなし 
みゆきんさん、毎度です。

『ジュラシックワールド』観たんですね。イイなぁ!

ウチの嫁さんは映画を観ると「危ない!」とか「逃げや!」
とか「アカン、死ぬかも!」など、昔から大声を発する癖が
あるので、映画館で鑑賞する作品は限定されてしまいます。

テレビで放映されることを待った映画をテレビで観ながら、
嫁さんの大声を聴きながら、家のリビングで良かった、
とあらためて思うことが多いのです。

『ジュラシックワールド』を早くテレビで放映して欲しい!
 
学生でもネットでサラリーマンの3倍稼ぐたった1つの方法 
はじめまして、にしぴんと申します。
いろいろ調べていたらこのブログにたどり着きました。

とても良いブログで参考になります。

また訪問させていただきますね!
 
Re: 学生でもネットでサラリーマンの3倍稼ぐたった1つの方法 
にしぴんさん、初めまして!

コメントありがとうございます。

もし宜しければ、小生のブログに
辿りついた経緯をご教示戴けたら
幸甚です。

個人的にすごく興味がありますので...。

今後とも宜しくお願いしますね!!
 


 
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Author:MOTO
広島県出身、東京⇔大阪間の転勤を繰り返し、現在大阪在住。広島カープ・球場模型・艦船模型が好きなオッサンだが、アクアテラリウムの名人に出会ってから魅力にはまった。以前から興味のあった3Dカメラを購入し、立体的に(あくまで私的に)アクアテラリウムへのチャレンジを記録に残していくのであった。


 
 
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