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3Dアクアテラリウム

立体写真による探訪記と恐竜ジオラマのアクアテラリウムと駄文のブログ

 

嵐を呼ぶ男

Edit Category 野球
今季のプロ野球の公式試合が幕を閉じて暫くの時間が経過した。ヤフオクドームでの日本シリーズ第6戦で、王手をかけていた福岡ソフトバンクホークス横浜DeNAベイスターズを延長11回、4-3でサヨナラ勝ちし、対戦成績を4勝2敗として2年ぶり8回目(南海、ダイエー時代の各2回も含む)のシリーズ制覇を果たした。ソフトバンクの工藤監督は就任3年目で2度目の日本一となり、DeNAはセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったが、19年振り3度目の日本一には届かなかった。

2017年日本シリーズを制した 福岡ソフトバンクホークス 工藤監督胴上げ
2017年日本シリーズ福岡ソフトバンクホークス 工藤監督胴上げ

日本シリーズをテレビ観戦している期間、無意識にDeNAを応援していることに気づいた。我が広島東洋カープはぶっちぎりの独走でセ・リーグ連覇を果たしたが、DeNAには、シーズン中に三夜連続サヨナラ負けとなる“横浜の悪夢”などの苦戦を強いられ、カープは唯一対戦成績で負け越している。クライマックスシリーズ ファイナルステージでは、初戦を落としながらもカープを退けてきた難敵に対して、敬意を表してエールを送っていたのかも知れない。

クライマックスシリーズ・日本シリーズセ・リーグ優勝を決め、胴上げされる広島の緒方監督

残念ながら、カープは日本シリーズの最終決戦の場に進出することは出来なかった。想像もしなかったクライマックスシリーズ敗退の落胆のみならず、私自身も悪夢のような哀しい状況に遭遇することになった。暫くはショックで茫然自失となっていたが、最近になってようやく立ち直りつつある。短期決戦に於けるカープの戦いに関する感想はさておき、”世にも怪奇な物語”となる約一か月間の経緯を辿りながら整理できる状態まで回復した。

9月17日 マツダスタジアムを後にするカープファン(左)/閉店を知らせるグッズショップ(中)/ 雨天中止を知らせるスコアボード(右)
9月17日 台風18号の影響で試合が雨天中止となり、マツダスタジアムを後にするカープファン9月17日 台風18号の影響で閉店したことを知らせるグッズショップの張り紙MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 雨天中止 2017.9.17

セ・リーグ連覇を果たした日、過去の優勝では経験のない不思議な感覚に苛まれたのは、現地で戦うカープを観ることができなかった前日の無念さに他ならない。前回記事の通り、マジック1で迎えたチケットを持ちながら、台風のために試合中止となった日、観戦予定だった3人でお好み焼きを食べながら、モヤモヤ感や無念さを晴らすため、リベンジとしてクライマックスシリーズの観戦チケットを入手することを誓った。今から振り返ればこの時から“悪夢”に向かって自ら突き進んでいくことになるのである。

2017 マツダ クライマックスシリーズ セ ファイナルステージのロゴ(左)/セブンチケット先行抽選販売サイト(右)
2017 マツダ クライマックスシリーズ セ ファイナルステージセブンチケット2017 クライマックスシリーズファイナルステージ先行抽選販売

クライマックスシリーズのチケット入手はハードルが高いものとなった。昨年の先着販売が様々な物議を醸したことで、今回は先行抽選販売の後日に先着販売という体制となった。カープファンを公言する複数名に1人最大6枚分を分散して抽選予約を目論んだが、全員が抽選から漏れた。中国新聞社の発表では競争率平均値は47倍であったとのことなので無理もなく、後日の先着販売へのチャレンジも瞬く間に完売した。その直後、再び台風中止のときの3人が連絡を取り合い、チケットショップでの高額チケットの購入を真剣且つ慎重に検討した。

2017年クライマックスシリーズ概要

晴天のマツダスタジアム

悩んだ挙句、金額的に自由席(1700円⇒8500円)に留め、観戦試合の日程を10月21日 土曜日の第4戦(13:30開始)に決めた。クライマックスシリーズの観戦チケットは、試合中止になった場合は順延された試合(この場合は第4戦)に充当するため、シーズン中のチケットと違ってリスクが少ない。敢えて申せば、カープがストレートで3連勝した場合は日本シリーズ進出が決定し、第4戦は幻の試合となる。そのリスクを除けば、前回のマジック1のチケットよりも観戦できる可能性は高い。3人のメンバー間で観戦チケット入手の意思確認が出来た。

台風21号進路予測(左)/台風21号の”台風の目”(右)
台風21号進路予測 2017年台風21号”台風の目”

唯一メンバーの1人が「もし土曜日も日曜日も雨で中止になったらどないします?」と心配していた。というのも今回も再び台風が近づいていると報じられたからなのだが、台風21号の上陸は前回と違って試合日の2日後とされていることで神経質に捉えなかったこともあり、「シーズン中でも雨天中止が4~5回しかないマツダスタジアムの試合で、2日連続の中止まで心配していたらキリが無いで!」と勇気づけた。振り返れば無責任な発言に思えるほど、この時点でも“悪夢”に導かれるようにまっしぐらに進んでいたのである。

クライマックスシリーズ ファイナルステージ 第4戦チケット半券
クライマックスシリーズ ファイナルステージ 第4戦チケット半券

後日、もう1人のメンバーから、3人分のチケットを確保できたとの連絡が入り、試合当日まで各々会う機会も無いので、試合当日に現地で手渡してチケット代(8500円)を精算することになった。運が良い?ことに私は仕事の都合で九州への出張機会があったので、試合前日に九州訪問をセッティングし、帰路途中の広島で下車して、以前の記事にも書いた安佐南区に住む伯父の家に泊めて貰うことにした。

クライマックスシリーズ ファーストステージ 第2戦 降雨で試合を強行した”泥試合”
DeNA筒香“泥試合”CS第2戦はどろどろの甲子園 降雨で試合を強行雨中の泥んこ甲子園でセCS第2戦

クライマックスシリーズ ファイナルステージ 開幕戦 審判団の判断によりコールドゲーム
2017 マツダ クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ 開幕戦CSファイナル開幕戦雨天コールドゲームCSファイナル初戦 白星発進 降雨コールド

観戦準備が直前で整って間もなくファイナルステージが始まった。二年連続の対決となるDeNAは、ファーストステージでの阪神タイガースとの戦いで初戦を落とすも粘り強く勝ち上がってきた。雨中での開幕となった初戦はカープが5回裏に3点先制し、その直後に雨が激しくなり1時間程度の中断となる。その後も雨は降り止まず、審判団の判断によりコールドゲームとして3-0でカープの勝利となった。DeNAはファーストステージでの雨中の甲子園球場で“田んぼ野球”の如く壮絶な試合の強行を余儀なくされてきただけに、この試合の雨天コールドゲームに対して物議を醸した。

CSファイナル第2戦 5回2死満塁、野村は乙坂に中前適時打を打たれる(左)/乙坂の2点打で生還した宮崎らを迎えるDeNAナイン(右)
CSファイナル第二戦 5回2死満塁、野村は乙坂に中前適時打を打たれるCSファイナル第二戦 代打乙坂の2点打で生還した宮崎らを迎えるDeNAナイン

初戦で幸運に恵まれて勝利したカープは、アドバンテージの1勝を含めて残り1勝すれば王手となり、クライマックスシリーズ突破に圧倒的に有利な状況になった。第2戦は2-6のスコアでカープは一方的に敗れたのだが、この時点で第4戦は必ず行われることが確定し、相変わらず優位な状況にあることへの余裕もあり、妙な安堵感を感じた。普段はひたすらカープの勝利を願うのだが、チケットを入手すると勝敗に対して複雑な心理に陥ってしまう。

広島に到着する直前に新幹線から見えるマツダスタジアム
新幹線から見えるマツダスタジアム

パ・リーグのCSファイナルは東北楽天ゴールデンイーグルスが福岡ソフトバンクホークスに2連勝でスタート
楽天先勝 CSファイナル第1戦 3―2でソフトバンクに勝利楽天2連勝 CSファイナル第2戦 2-1でソフトバンク下す

第3戦目が行われる金曜日に九州出張に向かった。広島に到着する直前にマツダスタジアムが見えてきて、今度こそ観戦できる期待感が膨らんだ。福岡市内の移動で乗ったタクシーの運転手とクライマックスシリーズの話になり、翌日のマツダスタジアムでの試合を観戦する旨を説明したところ、「カープは勝っているけど、ソフトバンクは楽天にいきなり2連敗してガッカリですわぁ。」との嘆きに「ソフトバンクはこんな程度で敗退しませんよ。」と慰めの言葉を並べた。今から思えば、“どの口がほざいとるんや”というセリフであった。

CSファイナル第3戦 DeNA井納、勝利打点での1―0勝利
DeNA井納、史上初のV撃&1―0勝利

試合前日となる九州出張から夕刻に広島で途中下車し、親戚の伯父さんの家を目指して、JR可部線の緑井駅に到着した。夕食に用意されたすき焼きを囲みながら、テレビで第3戦を観戦したが、0-1のロースコアでまさかの完封負けを喫してしまった。これでアドバンテージの1勝を含んで対戦成績はタイとなり、観戦予定の翌日の試合でのクライマックスシリーズ突破は無くなった。この日の敗戦は予想外であり、今後のシリーズ展開への不穏な空気が漂った。

左から、優勝決定の瞬間~ビールかけ~優勝セレモニー~焼肉決起集会~社会人との練習試合
9月18日 阪神-広島 優勝決定の瞬間新井にビールをかける緒方監督広島カープ優勝セレモニー2017カープ焼き肉決起集会 ※エルドレッドのインスタより丸、社会人との練習試合で3戦連発

カープがリーグ優勝を果たしたのが9月18日で公式戦終了が10月1日である。そこからクライマックスシリーズ ファイナルステージ開幕の10月18日まで、調整期間が長過ぎて間延びした感は否めない。社会人チーム相手の3試合を通じて実戦感覚を失わないよう工夫はしたが、“別物”の試合感で選手たちもモチベーションを上げるのに苦心している様子が窺える。だが、これはリーグ優勝チームの宿命であり、既に昨年も経験済みである筈なのだ。

(交差法)
MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21①(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21①(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21②(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21②(平行法)

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衣笠祥雄・黒田博樹 レジェンドユニフォーム①(交差法)
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衣笠祥雄・黒田博樹 レジェンドユニフォーム①(平行法)

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衣笠祥雄・黒田博樹 レジェンドユニフォーム②(交差法)
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衣笠祥雄・黒田博樹 レジェンドユニフォーム②(平行法)

いよいよ試合観戦の日の朝を迎えた。心配された雨はまったく降っておらず、遅れて合流予定のメンバーも想像以上に早い時間に合流できそうだ。球場に到着してから前回同様に衣笠のユニフォームの上に黒田のユニフォームを羽織って行列に並んだ。第4戦はデーゲームとなるため、早朝から早くも長い行列ができていたが、前回のように雨の中で不安感に苛まれながらの悲壮感もない。対戦成績もタイとなったが、チーム状態も上向けば、すんなり勝ち進むより短期決戦を満喫できるかも知れない、と前向きに捉えることにした。

ひろしま深掘りライブ フロントドア(左)/カープOB 古葉竹識氏・木下富雄氏がゲスト出演した際の収録風景(右)
ひろしま深掘りライブ フロントドア古葉竹識氏・木下富雄氏がゲスト出演した際の「ひろしま深掘りライブ フロントドア」収録風景

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー①(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー①(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー②(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー②(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー③(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー③(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー④(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21『フロントドア』インタビュー④(平行法)

暫くして驚くべき光景が目の前で繰り広げられた。地元の広島ホームテレビの情報番組「ひろしま深掘りライブ フロントドア」の司会のお笑いコンビのロザン宇治原史規と広島のテレビ局で一番人気の女子アナとされる大重麻衣アナウンサーが、行列に並ぶ人に対して次々とインタビューを始めたのである。マイクを向けられない様に距離を保ちながらもカメラを向け、テレビ局の取材に遭遇して決戦前の雰囲気も盛り上がり、ようやく心置きなく観戦できる歓びが満ち溢れてきたのである。

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21③(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21③(平行法)

いよいよ開場の時間になり、手荷物検査の準備を促された頃、雨がポツリポツリと落ちてきた。急いで前回入手したカープのビニールポンチョに身を包んで入場し、力を振り絞って階段を駆け上がった。自由席の2階スタンドでは、雨を回避するため屋根の下に位置する席から埋まっていったため、2階の略正面の最前列の席を確保した。少々雨は降っているが、前回と違ってこうして入場してベストポジションを確保出来たことで、リベンジを誓ってからの長かった葛藤の時間を振り返り、感慨深ささえも感じてしまった。

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21④(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21④(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑤(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑤(平行法)

試合観戦に集中するため、まずは腹ごしらえしようとコンコースで勝利を誓って乾杯した。試合開始まで時間があるので、他のメンバーのリクエストもあり、ゆっくりとグッズショップを巡ることにした。私は出張の着替えなどもあり荷物を増やさぬよう観て廻るだけに徹したが、暫くして異変に気付いた。グッズショップ客の急増による膨張で息苦しくなってきたので、再びコンコースに戻ってみると、雨が激しくなり、スタンドは殆ど人が座っておらず、雨を避けた入場者でコンコースが溢れていたのである。

CSファイナル第4戦 雨天中止により順延
セCSファイナルステージ第4戦雨天中止雨天中止となったCSの広島対DeNA第4戦セCSファイナル第4戦は雨中止雨天中止となったCSファイナル第4戦

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑥(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑥(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑦(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑦(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑧(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑧(平行法)

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑨(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21⑨(平行法)

試合開始時間まで1時間前でありながら、未だに両チームの選手はグラウンドに姿を現さない。これは開始時間が相当遅れるのかも知れない、と気に病んでいた矢先に衝撃が走った。試合中止のアナウンスがあり、一瞬、“エエ~ッ?!”と球場内が静まりかえり、我々3人は口をあんぐりと開いたままで途方に暮れてしまった。その直後は3人でホットワインを飲みながら気を落ち着けたが、この場を立ち去るしかない現実を徐々に受け留めながら球場の外に出た。

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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21 カープ坊やマンホール蓋(交差法)
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MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム 広島 2017.10.21 カープ坊やマンホール蓋(平行法)

前回は定価の5倍価格のチケット故の定価払い戻しによる赤字ショックを味わったが、今回のチケットは第4戦が後日行われる限り、払い戻しさえ出来ない全額損ショックに見舞われた。取り敢えず3人で、前回お好み焼きを食べて悔しさを癒した広島フルフォーカスビル6Fにある「お好み物語駅前ひろば」にトボトボと移動した。フロアに上がってみると、多くのお好み焼きの店舗は奈良県の小学校の修学旅行の団体予約で溢れ、暫く時間が掛かりそうだったのである。

広島フルフォーカスビル6Fにある「お好み物語駅前ひろば」
広島フルフォーカスビルひろしまお好み物語 駅前ひろばひろしまお好み駅前ひろばひろしまお好み駅前ひろば 店リスト

しかし3人とも他の場所に移動する気力も発想もなく、前回訪れた「電光石火」に次ぐ人気店「BOSS」で順番が来るまで暫く待つことにした。各お好み焼き屋が小学生で溢れる光景など滅多に見ることは無いが、もはやカメラを向けて撮影する気分では無く、この時間帯に於ける写真は皆無となった。その後、メンバーの1人は諦めて帰阪することにし、広島市内に家族が棲む単身赴任のもう1人と同様に、私は尾道の実家で翌日の試合観戦に向けて念の為待機することにした。

JR山陽本線 115系L-16編成 カープ電車2017
JR山陽本線 115系L-16編成 カープ電車2017

夕刻には尾道に到着したが、この時点で翌日午後には台風21号が上陸するとのことで、この日以上に翌日の試合は極めて厳しい状況であった。半ば諦め気味の中でも母親とゆっくりと会話できたのは良かったが、翌日の朝には雨は更に激しくなり、新幹線のダイヤに影響が無い時間帯に帰阪することにした。新尾道駅に向かうタクシーの運転手には「マジック1のチケットやクライマックスシリーズのチケットを入手できたこともすごいけど、どちらも観れないなんて.....。」と同情された。新尾道駅では親切にも“本日CS中止”とマジックで手書きされた紙が貼られていた。

CSファイナル第4戦 6回無死満塁で空振り三振に倒れる岩本(左)/CSファイナル第5戦 5回降板の大瀬良のもとに集まるカープナイン(右)
CSファイナル第5戦 6回無死満塁で空振り三振に倒れる岩本10月24日 第5戦 5回途中で降板を告げられた大瀬良のもとに集まる広島ナイン

休日明けの月曜日に第4戦はナイトゲームで行われた。当日、私は取引先との会食のため、テレビ観戦は敵わなかったが、私がカープのファンであることを熟知する方々だったので、スマホアプリでの試合経過の確認を勧められた。結果として3-4で惜敗し、DeNAに逆王手をかけられて臨んだ翌日の第5戦も所要のためにテレビ観戦が出来ず、3-9という一方的スコアで敗北を喫してカープの今季の戦いが幕を閉じた。もどかしい想いもあったが、両試合ともテレビを観てなくて良かったとさえ思った。

DeNAの表彰式を見守るカープナイン(左)/4連勝で広島を退けたDeNAナイン(右)
DeNAの表彰式を見守るカープナイン4連勝で広島を退けたDeNA

日本シリーズに進んだ昨年と違うのは、8月上旬に鈴木が右足首を骨折してリタイアし、9月18日のV決定試合では安部が右ふくらはぎを痛め、エルドレッドも右手関節痛で4戦目以降欠場を余儀なくするなどの故障者続出が響いた。シーズン中は鈴木の代役は松山がカバーしたが、その松山もシリーズでは不振に陥った。さらに安部の代役 西川がスタメンで出場したことで代打陣の顔ぶれが変わり、エルドレッドや新井、西川がベンチに控えるシーズン中と違って控え層が薄くなり、カープの全員野球の真価を発揮できないまま終わった。

DeNA ラミレス監督のクライマックスシリーズ突破を称える緒方監督カープ主力選手

史上最大の14.5ゲーム差を下克上したセ・リーグのクライマックスシリーズは、理不尽さや制度を疑問視するなどの声が上がり、一方で消化試合を抑制して観客動員面で飛躍した効果も語られ、賛否の議論が多く交わされた。日本のプロ野球のポストシーズン体制への違和感は以前から抱いていたが、カープを愛する者としては、ルールに対する無念ではなく、圧倒的に有利な状況で昨年の日本シリーズ同様にズルズルと4連敗を喫したことが何より悔しい。

クライマックスシリーズ敗退したカープナイン

前回記事にも記したが、カープは未だチームとして発展途上であり、強さと脆さが宿った未完成段階にある。シーズンを独走して連覇を達成しながら、日本シリーズに進出できなかったカープは3連覇を目指す来季に大きな課題を残した。完敗を喫した反省から再スタートすべきであり、ポストシーズンの悔しさが進化を促すことを望む。来年も戦力的には今季と大差はなく、連覇の中心選手たちの更なるレベルアップが求められる。

上段左から、丸、菊池、田中、鈴木、松山、安部、西川/下段左からメヒア、バティスタ、高橋昴、坂倉、ドラフト1位 中村
タナキクマル鈴木誠也松山竜平安部友裕西川龍馬
バティスタメヒア高橋昴也坂倉将吾ドラフト1位指名の中村奨成(広陵高)

田中、菊池、丸の3人の活躍と、鈴木の4番完全復活による更なる飛躍が必須であり、更に松山、安部、西川らのハイレベルなレギュラー争いに加えて、バティスタ、メヒアのドミニカンパワーが炸裂すれば、より多くの攻撃バリエーションが生まれる。危惧する“左腕不足”は、来季2年目の高橋昴らの成長を期待し、先発の谷間に同期の坂倉や今年ドラフト1位で指名した中村と組ませて経験を積ませるなど、次世代を担う戦力の成長を促すことも欠かせない。

東京 日本橋にオープンした滋賀県の情報発信拠点「ここ滋賀」(左)/テープカットする(右から)西川貴教、田原総一朗、三日月大造 滋賀県知事(右)
「ここ滋賀」オープン「ここ滋賀」オープンでテープカットする(右から)西川貴教、田原総一朗、三日月大造 滋賀県知事

滋賀ふるさと観光大使を務めるミュージシャンの西川貴教が、東京 日本橋にオープンした滋賀県の情報発信拠点「ここ滋賀」のオープニングセレモニーに参加し、滋賀県の三日月大造知事と、同県出身のジャーナリスト田原総一朗などともにテープカットに臨んだが、台風22号の影響で、イベント後に出演予定だった代々木公園での「N響ピクニックコンサート2017」も中止となった。9月には自身主催の「イナズマロックフェス」も台風の影響で中止となったことから、囲み取材では、記者から“嵐を呼ぶ男”と称された。

「嵐を呼ぶ男」1957年(昭和32年)石原裕次郎主演 松竹作品
嵐を呼ぶ男嵐を呼ぶ男 ポスター

一度ならず二度までも嵐に見舞われた私を含む3人の内、一体誰が真の雨男なのかは未だ謎に包まれている。しかし、独りではあまりに虚し過ぎる出来事に直面し、今まで味わうことの無かった連帯感や親近感を覚え、他の懲りないメンバーに対して深く感謝の念を抱くことが出来た。前述の西川貴教ではないが、我々はきっと“嵐を呼ぶ男”として選ばれ、運命としてマツダスタジアムに導かれたメンバーなのである。カープ愛に満ちて心の傷を昇華した暁には、マツダスタジアムでの勝利への祈願を結実する日がいつか訪れる筈だ。

熱狂するマツダスタジアム
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Author:MOTO
広島県出身、東京⇔大阪間の転勤を繰り返し、現在大阪在住。広島カープ・球場模型・艦船模型が好きなオッサンだが、アクアテラリウムの名人に出会ってから魅力にはまった。以前から興味のあった3Dカメラを購入し、立体的に(あくまで私的に)アクアテラリウムへのチャレンジを記録に残していくのであった。


 
 
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